綿のタオル、最近「水を吸わない」と感じていませんか?
「新品の頃はフワフワだったのに、なんだか最近、タオルが水を吸わない…」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
ゴシゴシ拭いても水が残る。
顔を拭いてもスッと吸わない。
地味だけど、毎日使うものだからこそストレスになりますよね。
実はそれ、タオルが古くなったせいだけではない かもしれません。
綿タオルの吸水性が落ちるのには「ちゃんとした理由」があります
まず前提として知っておいてほしいのはこれです。
綿のタオルは、使うほど繊維が痩せていく
フワフワの綿タオルは、
使う・洗う・乾かすを繰り返すことで、少しずつ繊維が細くなります。
その結果、
吸水性が少しずつ落ちていくのは自然なこと。
ここまでは「経年劣化」です。
でも、問題はここからです。
問題なのは「最近よく使われているアレ」
最近のタオル、
・ふんわりする
・いい匂いがする
・仕上がりが柔らかい
最高ですよね。
でも、その正体――
柔軟剤、使っていませんか?
なぜ柔軟剤でタオルの吸水性が落ちるのか?
柔軟剤の役割は「繊維をコーティングすること」
柔軟剤に含まれるシリコン系成分は、
糸の表面をコーティングして、肌触りをなめらかにします。
✔ ゴワゴワしない
✔ 肌あたりが優しい
✔ いい香りが続く
確かにメリットはたくさん。
でも、タオルにとっては――
水を吸う“隙間”がふさがれてしまう
コーティングされるということは、
水が入り込む余地が減る ということ。
つまり、
ふわふわ=吸う
ではなく
ふわふわ=吸いにくい
という逆転現象が起きてしまうのです。