パパの料理で困ることといえば、
後片付け問題と並んでよく聞くのが、
「レシピに忠実すぎる問題」です。
善意なのは分かっている。
真面目なのも分かっている。
でも、なぜかモヤっとしてしまう。
Kajimore家事ラク研究所の視点で、
この問題を分解してみます。
■ レシピ通り=正解、になってしまうパパの心理
パパの料理は、
「とにかく失敗したくない」という気持ちが強め。
だからこそ、
レシピを1文字も違えず再現しようとします。
・分量はきっちり計る
・代用品は使わない
・省略はしない
一見、とても丁寧。
でも、この姿勢が別の家事ストレスを生みます。
■ 買い物が大変になる問題
レシピに載っているからという理由だけで、
・クセ強めのハーブ系調味料
・普段使わないスパイス
・謎のお酒やソース
を迷いなくカゴに入れる。
「これ本当に必要?」と思っても、
レシピに書いてあるから買わずにはいられない。
結果、
買い物の手間も、出費も増えていきます。
■ パパの料理のあと、モノが確実に増えていく
料理が終わったあと、
キッチンや収納を見てみると、
見覚えのない調味料が増えている。
ただでさえ収納が大変なのに、
次に使う予定も分からないアイテムが仲間入り。
「これ、いつ使うんですか?」
と心の中で問いかけたことがあるママは、
きっと少なくありません。
■ なぜこの問題は起きるのか?
原因はシンプルです。
料理は「一回きりのイベント」でも、
家事は「日常の積み重ね」。
パパは
「今日の料理」を完璧にしたい。
ママは
「日常が回ること」を最優先したい。
この目線の違いが、
レシピ忠実問題を生んでいます。
■ レシピ忠実問題をラクにする考え方
解決のポイントは、
料理の完成度を下げることではありません。
「家で作る料理」と
「お店の再現」を切り分けること。
・代用できるものは代用する
・使い切れる調味料だけを選ぶ
・家にあるもので7割再現できればOK
この感覚を共有できると、
料理後のストレスが一気に減ります。
■ まとめ|家の料理は“再現度”より“暮らしやすさ”
パパの料理はありがたい。
家族を思っての行動なのも間違いない。
でも、
レシピに忠実すぎることで、
家事全体の負担が増えてしまうこともあります。
家で作る料理は、
「完璧」でなくていい。
日常がラクに回ることこそが、
本当の正解なのかもしれません。
パパ家事のあるあるは、
まだまだ続きます。
別の記事でも、
家事ラク研究所の視点で解説しているので、
ぜひそちらもご覧ください。