優しいはずの一言が、なぜママを震えさせるのか
「日曜日、晩御飯つくろうか?」
これは本来なら嬉しいはずの言葉。
家事シェアが進む時代、夫の“やる気宣言”でもあります。
それなのに――
ママが震えてしまう瞬間がある。
Kajimore家事ラク研究所に寄せられた声を分析すると、
その理由は意外なところにありました。
パパの“気合いメニュー”が発生させる見えないストレス
多くのパパは、料理をするとき 必要以上に気合い が入ります。
🟧会社の同僚から仕入れた“映えるレシピ”を実践しがち
- ガッツリ肉を焼く
- じっくり煮込みカレー
- 具材たっぷりのパスタ
- フライパンや鍋を大量に使う
「家族に喜んでもらいたい!」
という善意なのは間違いありません。
しかし…
ママが本当に震えるのは“調理後のキッチン”
パパは「料理したぞ!」と達成感いっぱい。
でも、ママはこう感じています。
「後片付けまでが料理なんだけど……」
実際、料理が終わった後のキッチンはこうなりがち。
① 包丁・まな板・ボウルがそのまま
シンクは“洗い待ち”の調理器具で大渋滞。
② 鍋・フライパンが複数放置されている
料理15分
後片付け30分
という家庭が本当に多い。
③ コンロ周りが油まみれになっている
気合いメニューほど油はね・焦げつきが発生し、
放置するほど落ちにくくなります。
料理=“調理前→調理→後片付け”の3セットである
これは家事ラク研究所が繰り返し伝えていること。
「後片付けまで含めて料理である」
パパが調理を担当したら、
後片付けも“担当領域”に。
この認識が共有できるだけで、
家事のストレスは大幅に減ります。
後片付け問題を解決する3つの仕組み
🟩 ① 使いながら片付ける“調理中ルール”を作る
- 使ったものはすぐ軽く洗う
- 調理台は工程ごとにサッと拭く
これだけで、後片付けの7割が終わったようなもの。
🟩② 「作りっぱなし禁止」を家庭の共通ルールに
責めるのではなく、
“うちのキッチンの基本ルール” として共有する。
🟩③ 後片付けしやすい“道具の量”にする
鍋・ボウル・フライパンが多いほど、
後片付けコストは指数関数的に上がります。
- 必要最低限の調理器具
- 出し入れしやすい収納
- 汚れが落ちやすい素材
この3つが揃うと、後片付け時間が激減します。
🟦まとめ|パパの料理は嬉しい。でも後片付けを置き去りにしないで
料理してくれる気持ちは嬉しい。
家族を思っての善意なのも分かっている。
でも――
🟧 後片付けを置き去りにすると、ママの負担は増えるだけ。
“料理=後片付けまで”
この共通認識さえあれば、
日曜日の夜がもっと平和になります。